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■製造国:ネパール
■サイズ(約):L325mm
■重さ(約):252g
■材質:ヤクボーン(「聖獣」ヤクの骨)
◎チベット仏教で使われる金剛杵(こんごうしょ)の独鈷杵(どっこしょ、とこしょ)をヒマラヤの「聖獣」ヤクの骨で加工し作られています。
◎最高神、破壊の神様シヴァの化身であるバイラブ神など、全ての細かい部分において精細に彫り上げられており、芸術の域に達している独鈷杵(どっこしょ、とこしょ)です。(掲載写真をご参照くださいませ)
◎日本では金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれていますが、サンスクリット語でバジュラ、チベット語ではドルジェと呼ばれています。両端が分かれた数により呼び名が違います。ちなみに、わたしがカトマンズでよく行く法具問屋のチベット人の親父さんの名前も「ドルジェ」さんです。
◎金剛杵(こんごうしょ)は古代インドでは帝釈天(たいしゃくてん)の武器でしたが密教、仏教では煩悩(ぼんのう)を打ち砕き、仏の智慧の徳を表す法具になりました。
◎空海(弘法大師)が唐から持ち帰り、その煩悩(ぼんのう)を打ち砕き、降りかかる邪悪なものや困難を振り払うエネルギーを感じ取り、祈祷(きとう)のときには必ず手にしていました。(肖像画を参照してください)
◎その後、密教を極めた後醍醐(ごだいご)天皇も鎌倉幕府を倒すために金剛杵を手にして祈祷を行いました。その効があったのか鎌倉幕府は滅びました。(肖像画を参照してください)
◎ここにご紹介させて頂く「金剛杵(こんごうしょ)」は、「先端が尖った形になっていて、「金剛杵」の中でも、「プルパ」、「独鈷杵(とこしょ)」、等と呼ばれています。その形状からも分かるように結界をつくり邪悪な類を入れないようにするための法具です。
◎両端が尖った独鈷杵、プルパと片方のみ尖った独鈷杵、プルパがありますが、ここでご紹介させて頂くのは片方のみ尖った独鈷杵、プルパです。
◎頭の部分には最高神である破壊の神様シヴァの化身とされているバイラブ神が施されています。「カ−ラバイラブ神」とも呼ばれていますが、一般には単に「バイラブ」として呼ばれています。「マハカーラ」とも呼ばれ、力の神です。(写真をご参照下さい)
◎また、「バイラブ神」はチベットや周辺国に伝わり、大黒天として貿易商から財の神としての信仰を集め、特にチベットでは福の神としての民間信仰も生まれています。
◎「カーラバイラブ」の「カーラ」の意味の黒から、日本にも伝わり、不動明王、神道では七福神のひとつ、大黒天となっています。憤怒神から大黒様への変化も興味深いところです。
◎さらに材質は、高度3500m以上の山岳地域に生息するヤクの骨から作られています。ヤクは近年特にその生息数が減り絶滅が危惧されワシントン条約でも保護の対象になっています。
◎ヤクはその勇壮な姿もあり、日本でも徳川家康が好み江戸城にヤクの体毛を保管していました。明治維新時の薩摩、長州、土佐が江戸城を開城した際にはヤクの毛を運び出し、維新以降の指揮官クラスの軍帽などの装飾に使われました。
◎現代でも仏具の払子(ほっす)にはヤクの毛が、一部まだ使われています。
◎これらは、ヤクという動物自体には、敵を打ち負かし、邪悪を排する力があると信じられているためです。ヤクボーン、ヤクの骨で金剛杵(こんごうしょ)に限らず、数珠などの仏具が作られるのはこうした理由によるものです。
◎ヤクの骨、ヤクボーンに限らず「ヤクの皮」「ヤクの毛」として流通しているものは実際には「水牛の骨」「水牛の皮」が大半を占めているという事実は、人々は、この本物のヤクが持つエネルギーを人々が求めているという証拠でもあるでしょう。
◎玄関やお部屋に置いて邪気を払うラッキーアイテムとして、水晶やアクセサリー類の浄化の際に傍に置いたり、瞑想やヒーリングタイムに手に握っておくと精神状態が安定すると言われています。
■写真撮影時の状況やご覧頂いているモニターにより実際の質感や色合いには差異があることを予めご了承くださいませ。
■仏具です。丁寧にお取り扱いくださいませ。
■商品以外は写真撮影用の小物です。