■製造国:ネパール
■サイズ(約):H225mm×全幅110mm(展示台含むH・26cm)
■展示台(木製)サイズ(約):11cm×11cm×H6cm
■含包仏陀サイズ(約):H30mm
■材質:真鍮
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神鳥ガルーダの独鈷杵(どっこしょ、とこしょ)です。(動画)特筆すべきは、ここでご紹介させて頂くガルーダ独鈷杵は言い伝えにあるように神を(この場合は仏陀を背負っている・内包)していることです。
◎仏陀を収納し蓋を被せるようになっています。さらにその両手で独鈷杵を抱いています。(写真をご参照下さいませ)
◎独鈷杵は日本では金剛杵(こんごうしょ)のひとつで、サンスクリット語でバジュラ、チベット語ではドルジェと呼ばれています。両端が分かれた数により呼び名が違います。両端が尖った独鈷杵・プルパと片方のみ尖った独鈷杵・プルパがありますが、ここでご紹介させて頂くのは片方のみ尖った独鈷杵、プルパです。しかも神鳥ガルーダの姿をしています。
◎密教法具の金剛杵(こんごうしょ)は、古代インドでは帝釈天などが手にする武器でしたが、密教に取り入れられ、人間の心の中の煩悩を打ち砕く、仏の智慧の徳を表す法具として用いられるようになりました。独鈷杵は金剛杵の基本形で、五鈷杵は最も重要視される法具です。その形状からも分かるように結界をつくり邪悪な類を入れないようにするための法具です。
◎ガルーダはインド神話に登場する神鳥です。仏教では迦楼羅(かるら)あるいは金翅鳥(こんじちょう)と呼ばれ、仏を背負って三世、宇宙、世界を飛ぶとされ、まさにその言い伝えを具現化しているのがここでご紹介させて頂く独鈷杵です。
◎さらに仏教においては、毒蛇は雨風を起こす悪龍であり、煩悩の象徴といわれる為、龍(毒蛇)を常食としている迦楼羅天は、毒蛇から人を守り、龍蛇を喰らうように衆生の煩悩(三毒)を喰らう霊鳥として信仰されています。また、密教では、降魔、病除、延命、防蛇毒に効果があり、祈雨、止風雨の利益(りやく)があるとされています。
◎こうしたガルーダのイメージが日本の鴉天狗(からすてんぐ)にも多大なる影響を与え、修験道者のイメージとも重なり、源義経の先導役ともなり、またその身を守り従う修験者弁慶の言い伝えにもつながっていることは興味深いところです。また、古くは神武天皇の道案内をしたとされるのも八咫烏(やたがらす)つまり修験者だったというお話にも関連があります。
■この希少な「ガルーダ独鈷杵」をこの機会に是非ともお手元にお置き下さいませ。
■写真撮影時の状況やご覧頂いているモニターにより実際の質感や色合いには差異があることを予めご了承くださいませ。
■仏具です。丁寧にお取り扱いくださいませ。
■商品以外は写真撮影用の小物です。
■ヒマラヤ水晶金剛杵はこちらです。
■ヒマラヤ水晶金剛杵ネックレスはこちらです。