<お届け日時のご指定がない場合は送料無料でお届けできます>
■買い付け国:ネパール
■製造国:不詳
■製造年:不詳
■サイズ(約):L35cm
■材質:木製
■収納木箱付属
◎木で作られたチベット仏教で使われる金剛杵(こんごうしょ)独鈷杵(どっこしょ、とこしょ)です。先端部には経年の為欠損が見られます。(写真をご参照ください)
◎日本では金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれていますが、サンスクリット語でバジュラ、チベット語ではドルジェと呼ばれています。両端が分かれた数により呼び名が違います。ちなみに、わたしがカトマンズでよく行く法具問屋のチベット人の親父さんの名前も「ドルジェ」さんです。
◎金剛杵は日本では密教系の宗派(真言宗・天台宗)で用いられる法具の一つで、ダイヤモンドを日本語では金剛石と呼ぶことからわかる通り、金剛杵は「ダイヤモンドのように非常に硬い物質」で作られていたようですが、ここでご紹介させて頂く金剛杵、独鈷杵は木製です。
◎本来は、上述しましたように非常に硬い金属であるはずの独鈷杵が木製である由来は不明ですが、店長がこの木製独鈷杵を入手した経由を述べさせて頂きます。
◎ネパールのカトマンズにはヒマラヤ水晶の原石を買い付ける馴染みの「原石屋さん」さんがあり、その原石屋さんにヒマラヤ水晶の掘り屋さんが山岳部で掘り出したヒマラヤ水晶を持ち込んできます。
◎ある日、そのヒマラヤ水晶の堀屋さんが持ち込んで来たのが、ここでご紹介する「木製独鈷杵」です。
◎事情を聴くと、その堀屋さんが言うには、「コロナで現金が必要となり、代々家にあったこの独鈷杵を買って欲しい」とのことだったようです。
◎その堀屋さんが言うには「気が付いた頃には既に家にあった」とで、誰がいつ頃作ったものなのかは分からないとのことで、かなり古いもののようです。(詳細不明)
◎以下は推測になりますが、金剛杵、独鈷杵が大変強い力を持っていることを知って、その水晶の掘り屋さんの先祖が、どうにかそれを入手したいと考えたものの、ダイヤモンドのように固い金属で出来たものは手に入れられないので木から彫り出そう、と考えたのではないか、あるいは木製のものを入手しよう考えたのではないかと思われます。(詳細不明)
<以下は、通常の金剛杵の説明です>
◎金剛杵(こんごうしょ)は古代インドでは帝釈天(たいしゃくてん)の武器でしたが密教、仏教では煩悩(ぼんのう)を打ち砕き、仏の智慧の徳を表す法具になりました。
◎空海(弘法大師)が唐から持ち帰り、その煩悩(ぼんのう)を打ち砕き、降りかかる邪悪なものや困難を振り払うエネルギーを感じ取り、祈祷(きとう)のときには必ず手にしていました。
◎その後、密教を極めた後醍醐(ごだいご)天皇も鎌倉幕府を倒すために金剛杵を手にして祈祷を行いました。その効があったのか鎌倉幕府は滅びました。(肖像画を参照してください)
◎ここにご紹介させて頂く「金剛杵(こんごうしょ)」は、「先端が尖った形になっていて、「金剛杵」の中でも、「プルパ」、「独鈷杵(とこしょ)」、等と呼ばれています。その形状からも分かるように結界をつくり邪悪な類を入れないようにするための法具です。
◎両端が尖った独鈷杵、プルパと片方のみ尖った独鈷杵、プルパがありますが、ここでご紹介させて頂くのは片方のみ尖った独鈷杵、プルパの木製手彫り品です。
◎玄関やお部屋に置いて邪気を払うラッキーアイテムとして、水晶やアクセサリー類の浄化の際に傍に置いたり、瞑想やヒーリングタイムに手に握っておくと精神状態が安定すると言われています。
■写真撮影時の状況やご覧頂いているモニターにより実際の質感や色合いには差異があることを予めご了承くださいませ。
■仏具です。丁寧にお取り扱いくださいませ。
■商品以外は写真撮影用の小物です。
■チベット祭壇装飾独鈷杵